オフィスワーク以外の働き方改革が進まない業種や職場について

安全第一

オフィスワークの場合、働き方改革が最も進みやすいです。オフィスワーカーやデスクでパソコンを利用している場合は、特にPC画面内に常に時間表示がされたアイテムを利用していることになる為、仕事中であっても時間の確認することは用意であります。(スマートフォンや腕時計で見る事ももちろんできますが・・)秒で無意識にでも確認出来ますね。

皆さんあまり気にも留めたことがないかもしれませんが、実はこれは安全第一の職種でないからこその恩恵でもあります。

オフィスで椅子に座って仕事する場合、命の危険や事故に遭う等のケースはほぼ無い為、物理的にも身体的な危険を感じる事自体ないのではないでしょうか。

例えばですが、安全第一と言われる職場環境では、時間確認の前に”身の安全確保”です。例えば、朝や夕方、通学中の小学生を警察官の方が交通誘導している、もしこの場合、例え秒であったとしても大切にする優先順位が変わります。子どもたちが事故を遭わないように、気を張って取り組まなければならない命に係わる真剣な業務、例えば腕時計やスマホで逐一時間を確認するようでは、人の安全は守れませんよね・・安全第一です。この他にも、世の中の業種を見渡してみれば、安全確保が第一とされる職場が沢山あることに気づかされます。生死等と直結するような危険を伴う職場、目を離せない職場等々・・その職場ではたらく人材の心理的負担や労力を考えると頭が下がります。

オフィスワーク以外で働き方改革が進みずらい職場環境の特徴があります。クラウド勤怠管理の導入なんてまだまだ先になりそうだという業種もあるかもしれません。下記のような場合は、働き方改革の前に取り組むべき問題が見えてきます。もし、働き方改革が進まないと感じた場合、貴方の職場はこんな状況ではないでしょうか。

魅力が伝わりずらい業種や職種・高度なスキルを必要とする業種や職種・拘束時間を長時間要す業種や職種は働き方改革が進みずらい・・・。

慢性的な人員不足が否めず、ITにはとって代われない人でないと対応できない職場環境の場合も働き方改革の導入を進める為には、他業種などからみて「魅力的な業界や職種にする」・「優秀な人材を取り込んでいく」事が最も重要です。この場合、業種全体で最優先で取り組むべき事項であります。どんなに優れた良いお仕事でも、働きたいと思う人材がいなければ衰退していく事も予想されます。例をあげれば、コールセンター等は最も不人気職業とも言われています。好待遇でも補えない不人気職に近づきつつありますよね。

業種イメージというものは、改善が容易ではなく、継続的に人材不足でお悩みの場合、「優秀な人材を取り込んでいく」なんてそんなことは出来ないし、難しいと思われるかもしれませんが、まずは今職場で働いている人材が、「楽しんでお仕事が出来ているかどうか?やりがいを感じているか?」からでも構いませんので、今よりももっと意識してみてはいかがでしょうか。どんなに良いお仕事でも嫌々で文句たらたらとやっているようにみえる職場には人が寄り付きません。少しでもその業種や職種に関心を持った人材が、やはりうえつけられたイメージ通りの職場環境であっては雇用継続も難しくなってきます。

皆さんは過去を振り返ってみた時に”楽しんでお仕事をした記憶”はあるでしょうか。人が仕事を辞める時や転職する時はどちらかというと前向きな理由よりもネガティブである事の方が多いと考えられます。いかに人材が仕事を楽しんでいるか?という点で考えて見れば、楽しいから結果が出るし、楽しいから続けたくなるというサイクルを生みだしていく方が良いですよね。これを機会に、経営者層は人材のやりがい搾取をしていないかどうかもあらためて考えてみましょう。

また、もう1つ職種イメージ改善する、採用する上でもポイントがあります。それは”センスの良い人”を沢山採用していくということです。センスと言ってもセンスには沢山あります。”言葉を選ぶセンス”・”会話のセンス”・ファッションセンス”等々です。色々な面でセンスが良い人は、周囲が注目しますし、センスの良さがあれば、ちょっとした仕事道具でも物を選ぶセンスが際立ちます。センスの良いひとは自己プロデュース力を持っている人材です。人は人に関心を持つと言われていますからそのセンスに惹かれる等して、業種イメージの改善にも近づいていきます。採用時の情報として着目してみてはいかがでしょうか。

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