クラウド勤怠管理の必要性 育児・子育て編

今回は,中小企業(社員は50人)に10年ほど勤務している事務職のAさんのお話です。Aさんは出産前から、他の人から信頼もあり仕事もバリバリできる職場ではチームリーダー的な女性でお子さんが二人います。一緒に働く同じ部署の他4名(上司・サブリーダーのBさん・Cさん・Dさん)もお子さんがいます。
Aさんは、仕事も長く勤めていることもあり、出産前から仕事と子育ての両立も、上手くいくと思っていました。仕事が大好きで、職場復帰も早く実現しました。会社に迷惑をかけず毎日出社したい気持ちをもっています。しかしその理想と現実はかけ離れたものでした・・・。
下の子どもは保育園に預けていますが、日頃から送り迎えも、子どもが体調がすぐれず熱を出した時も、急遽保育園から早退させる時もいつも旦那さんではなくこのAさんが仕事調整をして遅刻や欠勤で会社に都合をあわせてもらっています。
Aさんは実はほぼ“ワンオペ育児”と言われるような家庭の事情だったのです。
☆ワンオペ育児とは・・主に一人で家事と育児の負担を抱えている状態 を指す言葉です。※もちろんワンオペ育児が女性だけのものとは限りません。女性が多忙で深夜までお仕事等の場合は、男性が育児をになっているケースもありますよね。
Aさんの場合、旦那さんは仕事で週6早朝から深夜まで、ほぼ家にいない状態の為、仕事を遅刻・欠勤するのはいつもAさんの方でした。旦那さんの職場は、柔軟な働き方はおろか、育児休暇等もとりづらい、いわゆる価値観の古い企業体質の会社に勤めています。
Aさんは日頃から職場に遅刻・早退や欠勤連絡をする度に、心の中で「何故?私も旦那さんと同じように働いているのに先週も、今週も、旦那の方ではなく、いつも私が会社にお願いして遅刻や欠勤をしなければならないのだろう?・・・。同じ親なのに・・。
また、もしかしたら来週も、休まなくては行けなくなったら?勤め先は理解のある会社だけれども、一緒に働く仲間は迷惑だと感じていないだろうか?私は本当にこの職場に居ても良いのだろうか?」とこの遅刻や欠勤の連絡をする日は、毎回、なぜか泣きたくなるくらい、悲しい気持ちに襲われるのでした。
Aさんの職場にはクラウド勤怠管理が未だ導入されていません。
急遽の遅刻や欠勤時も上司と一緒の部署のサブリーダー的なBさんへの電話連絡も必要でした。車で高速に乗っても30分の職場、もし急遽の欠勤となると、早朝の連絡が必要になり、恐らく皆、起きて出勤の支度中であり、朝はどんな家庭でもバタバタしている事の方が多い。そんな状況の中、遅刻や欠勤の連絡をする側は心苦しくなることもあります。
自分の都合でないから子どもの都合であるから、尚更です。上司に連絡をしなければならない・・子どもの面倒もみなければならない・・上司に電話が繋がらない・・どうしよう、場合によっては無断欠勤と思われるかもしれない、そんな不安な朝も何度もありました。
近くに頼れる家族はいない・・。
では皆さん!!解決策として、この働き者のAさんが何の不安や迷いも生じずに勤怠状況の報告が1分程度でできたとしたら、きっとより幸せな1日の始まりを迎える事が出来ると思いませんか??
そして、幸せな1日の始まりが“クラウド勤怠管理”で実現できるとしたら?
当社は、クラウド勤怠管理で可能になると思っています。
自分達には、こんな話なんて関係ないなんて思わないでほしいのです。急遽の遅刻や早退・欠勤する日だって、職場のどんな状況の人材の1日のはじまりも疎かにしない事。人材の1日のはじまりなんてどうでもいいなんて思わないでください。
仕事のパフォーマンスは、心理的安全性はあることで発揮されやすい状況に繋がる要因であり、日頃の勤怠管理もスムーズにできる職場環境であることが重要な事です。
さてここで、普段Aさんと一緒に働く周囲の対応はどうでしょうか。
~直接の上司~
他の支店のマネージャーも兼任しておりとても忙しい人材
朝から社外に出ていることあり、商談も多く連絡がつきづらい状況がある。始業ギリギリの時間に折り返しせざるを得ない状況になってしまい、Aさんは何度か不安になったことがありました。
~サブリーダーのBさんのいつもの対応~
喜怒哀楽わかりやすい人材
Aさんの子どもが熱を出してしまい遅刻ではなく休まなければならなかった日。始業のギリギリに会社に電話をすることになってしまい、電話に出たのはBさん。休む報告と1日の仕事内容を任せましたが、電話で話した時には、どこか不満げで仕事が増える事が嫌そうでした。
~Cさんの対応~
勤務年数浅い人材
Aさんの子どもが軽い風邪を引き念の為に病院へ連れていくことになり遅刻です。今日も電話で遅刻する旨を伝える電話をしました。その日は、サブリーダーのBさんがお休み希望と有給をとっていた日でもあり・・。サブリーダーBさんがお休みの日にはCさんへ連絡する必要があります。勤務年数浅くまだまだ質問したい事も多い人材である為、遅刻であれば大丈夫です!と快く理解してくれました。しかし働き者のAさんは罪悪感がのしかかるのです。
~Dさんの対応~
いつも相談相手になってくれる同僚人材
お昼過ぎに子どもの急な発熱で預けている先の保育園から迎えに来てくださいと会社に連絡が来てしまったのです。会社に事情を話し早退しなければならず気が重くなりました。周囲には子どもがいるDさんはいつも相談相手になってくれる存在で頼りになります。Dさんも近い年齢のお子さんがいて、出退勤方法について同じ悩みを抱えていました。
上記のような職場の場合、当社は電話での欠勤、遅刻連絡は減らさなければならないと思っています。「休みます、遅刻します」の一言で電話を終話できるはずもなく、連絡する方、受電する方ともに時間を長時間取られてしまいますよね??出退勤の連絡や時間の心理的な煩わしさをなくすることで、職場の雰囲気も更に良いものになっていきます。
クラウド勤怠管理を導入して頂ければお手持ちのパソコン、スマホ、タブレットから出退勤管理が煩わしさなく短時間で可能で上司は確認のみで済むので便利です。
どんな職場でもアナログな勤怠管理がストレスを溜める要因としては避けるべきであり、子育てする親が仕事とプライベートの両立をうまくしてもらう為にも企業全体として新たな勤怠管理方法や制度を取り入れる手助けが必要になってきます。
また、以前他の記事(https://bb-partners.net/2022/01/13/free-schedule/)で記載しましたが、急な欠勤、遅刻はフリースケジュール制度を導入することでも解決できます。
またその他の改善策として、医療室や子供を預かってくれるような保育室が社内にあればお迎えぎりぎりまで仕事可能ですね。子供が健康な状態の時でも家の近くの保育園に預けてから遠い職場に通勤することもなく、一緒に職場に通勤できます。
子供は親の近くに居られる、親も子供の近くに居られることは安心して仕事に力を入れることが可能です。
家族が誰も面倒見てくれないなどと不満を周りに漏らさなくても済みます。近くに頼れる家族がいなければ、親元の近くに住んでいない等を後悔の1つとしてしまう人材もでてくるかもしれません。
その際、考えてみたら社員にとって一番頼れるのは職場なはずです。どんな家庭事情を抱えている人にでも寄り添える職場を提供することを実現していきましょう。
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