男女が一緒に働きやすい職場の環境とは(着替えなどの更衣室、食堂含めて)

皆さんの働いている職場では男女の割合はどちらが多いですか?また、男女の比率がどのくらいだったら働きやすいと感じますか?

上記の答えに正解はなく、職場や職種業種にもよると思うのですが、働き方改革を行う場合、男女が一緒に働きやすい職場環境を作ることは、大切な課題です。

一昔前までは運送業のドライバー、電車・バスの運転手、駅員さん、建設現場も交通整理や警備なども男性社会というイメージで、他の業種よりはまだまだ男性社会のように感じますが女性が大活躍している現場もあります。

男性社会のままの職場であれば女性がリラックスできる職場の休憩室やお手洗いの仕様がないなど不便を感じてしまいますし、女性が働きにくい職場となってしまいます。

逆に化粧品関連の売り場、職場は女性社会のイメージで男性が不便をするような職場かもしれません。しかし、こちらも現在は男性でもスキンケアなどを欠かさず気にする人もいる時代ですので男性が化粧品売り場や職場にいてもおかしくありません。

また、24時間体制の職場では夜は男性が多数働き、昼間は女性が多数働くという考えが一昔前にはあったはずですが、男女平等で夜中でも女性が働いている職場もあります。

24時間体制の職場では、仮眠室があるところもあると思いますが、男性も女性もプライベート空間がしっかりしている場所でないと落ち着けないですよね。ストレスフルな職場には人材そのものが集まりにくくなります。

メディアでも働き方改革は主にオフィスワーカーが中心になっています。在宅勤務制度・テレワーク・リモート会議等の言葉もそうですね。

偏見かもしれませんが、男性女性が平等にいて休憩室のつくり、更衣室のつくりが整っている職場は座ったまま仕事ができる職場(パソコン業務ができる職種業種)なのかもしれません。

しかし、業種や職場によっても、働き方改革における問題点は異なるはずです。

では、どのような職場が働きやすい職場と言えるのでしょうか?

様々な職場がありますが、男女が働きやすい職場、休憩室、社員食堂がある会社ではメニューなど気をつけなければ男女が平等に働きやすい職場とは言えません。

男女が一緒に働きやすい職場とは・・・

①喫煙ルームがある職場・・・現在は喫煙できる会社というのは少ないかもしれないですが、業種によってはまだまだ喫煙家がいる職場はあります。しかし、煙草が嫌い、副流煙が嫌いなど様々な意見を持っている方もいるのでしっかり空間を別ける必要があります。

②男性オンリー、女性オンリーの休憩室がある職場・・・私服から制服に着替える職場もあります。その際に男性は女性に入って来られてしまったら気まずいし、女性も男性には入ってきてほしくないと思います。しっかりとプライベート空間を設けることが必要です。

また、メイクを職場で直すこともあるかと思いますが、そのような時は化粧室を使うか、職場の休憩室を使用したいと思うので設備が整っていることも重要です。

③食堂のある職場はメニューに気を使っているかどうか・・・男性女性は小食、大食いなど分かれますし、メニューもヘルシー志向好み、がっつりメニュー好みなど様々です。

男性女性共にマッチするメニューの開発を考えなければなりません。

また、節分には福豆のサービスがある、バレンタインホワイトデーにはチョコのサービスがある等、オリジナリティーがある職場も女性には喜ばれますね。メニューで四季を感じられるのも良いかもしれません。

食堂の雰囲気で言えば明るい食堂の方が休憩時にリラックスできます。

大勢で会話しながら食べるのも楽しいですが、おひとり様空間がある食堂も好む人がいるはずですので机の配置も気にしたいところです。今のご時世ですと大多数集まる空間になるので素早く料理が提供されたり、会計が素早く済ませたり密になる空間を少なくし感染対策もしっかりしている食堂が素晴らしいですね。

④社内で食事、休憩をする職場の場合・・・仕事場と休憩室がしっかりパーテーションで分かれている、食事と休憩部屋が別に作られている必要があります。

自席での休憩も休まることなんてできません。

休憩しているのに、人手不足で自分は休憩中なのに電話にでなければならないということがあればもっての外です。仕事の状況が気になって心の底から休憩した気になれないのはNGです。仕事のことを一切遮って休憩する時間は心を穏やかにするためにも必須です。

⑤医務室がある職場・・・急な体調不良がある場合など近くに相談できるスペースがあるのは安心して仕事ができます。また、残業、土日も仕事で街中の病院へは行くことが難しい人の一時的な診察も会社内でできてしまうのは安心材料です。

現在はストレス社会とも言われているので心のメンテナンスをしてもらえる人が居ても安心できます。

⑥職場では男女の扱いの差がなく、平等であることがとても重要・・・「賃金の差」がある場合や「昇給のペース・女性管理職の割合」が著しく不平等では男女が働きやすい職場とは言えません。

又、役職や立場や男も女も関係なくアイデアや意見が反映されやすい。現場や職場では常により良い環境作りの為のフィードバックが必要です。人材がどんなことに困っているのか情報を速やかに伝達されて改善されていく事も大切です。

⑦男女平等に仕事がしやすい制度がある・・・慶弔休暇、産休・育児休暇などの福利厚生が整っているとしっかり安心して仕事に望める第一歩になります。

また、風紀面、人材育成、採用面、仕事に対する評価、人間関係も男女が一緒に働くにあたり重要な判断材料となります。

様々な例をあげてきましたが、男性と女性では重要視する項目も違ってくる場合もあります。

しかし、職場環境改善に携わっている人は誰もが働きやすい職場を提供することが使命です。

1人1人にあった職場をとは言いませんが、せめて男女別で働きやすい職場環境を整えて仕事に精が出せる環境づくりを今一度考えて新年度を迎えるのはいかがでしょうか?

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