急な遅刻をする際も、欠勤の際も会社に連絡しなくていい、フリースケジュール制度について
会社での急な遅刻する際も、欠勤の際も会社に連絡しなくていい制度について知っていますか?働きやすさは勤怠管理からはじまります。
言い方が悪ければ無断遅刻、無断欠勤に見られたり、感じてしまいますが・・・
育児・子育てパートスタッフを対象とした連絡なしで好きな日・時間に出勤でき、欠勤も自由。
休憩時間も自由に取れる制度=その名もフリースケジュール制度です。
(リクナビNEXTから引用)
取り入れる企業が増えているのをご存知でしょうか。
では、フリースケジュール制度にはどんなメリットがあるのでしょうか。本人申請者側の視点、上司側の視点から見ていきましょう。
①本人申請者側の視点
子育て世代の人だと、子育てと仕事の両立は家族はもちろん、会社・上司・同僚・部下の理解、協力がないと成り立たないですよね。
長期目線で考えれば子供が朝起きない日がある、準備が進まない、登園や登校に遅刻で親の準備も儘ならず家事や出勤の準備が進まず親まで会社を遅刻してしまうという経験してきた人いませんか?
最近のご時世で考えてみれば、コロナ禍で急な休園、休校で預け先から連絡をもらい急に欠勤しなければならなくなったという人もいますよね。
そんな時に自分の都合で出勤したり、欠勤、遅刻早退が自由にできるフリースケジュール制度を会社が導入してくれていれば気持ち的にも楽になれます。
会社に出勤していれば預け先からの急な連絡の時も上司や同僚に「この後早退します」など一言いえるかもしれませんが、コロナ禍でテレワークの場合は会社と連絡がすぐ取れないこともあります。
しかし、そんな時に預け先から急な連絡が来ても会社に連絡なしで遅刻、早退、欠勤できることは子供のことを一番に考えられるので親としては安心です。
そして会社への連絡は後回しにしてすぐ迎えの準備に取り掛かれて子供のもとへ向かうことができます。
あとで会社に連絡を忘れてしまっては、無断欠勤扱いになってしまいますが、用事が落ち着いてから連絡すれば良いので気持ちに余裕が生まれます。
急な連絡は会社や同僚に取ったら本来は迷惑な行為ですが、フリースケジュール制度があることによって連絡を急がなければと思わなくて済むので、安心感と気持ちに余裕ができて子供に対してゆとりをもって接することができるので、メリットです。
②上司側の視点
本来、急な連絡は仕事に遅れが出てしまったり迷惑になります。しかし、そんなことを今の時代に言っていては離職率の上昇に繋がり兼ねません。
働きやすい会社・職場を提供するために、新しい制度をどんどん取り入れていくことは人員を減らさないためにも大切なことです。
少しの工夫で誰もが働きやすい会社・職場を提供することが可能です。
部下には共有で見られるWEB上のカレンダー(クラウド勤怠管理や共有カレンダー等も利用して)に仕事日、休日を事前に記載してもらうようにします。
出勤時間、出勤日になっても出社しない人がいる、テレワークの場合仕事の進み具合が分からない場合などは上司がスケジュールの確認をするという一行動だけで出勤状況の確認が簡単に取れるので便利です。社員数が多い場合は、更に利便性が高まります。
急な欠勤、遅刻、早退をしたい場合は好きなタイミングで出勤カレンダー変更してくださいと一言共有するだけで確認する側も記載する側も申請方法・確認方法に手間が掛かりません。
上司は、毎日決まった時間に、出勤状況のカレンダーで確認〔部下の音沙汰がない時にはカレンダーを確認〕すれば出勤状況が一目瞭然です。
カレンダーへの書き込み、確認だけで事が済んでしまうので上司と部下の双方にとって時間短縮のメリットが生れます。部下より上司が多い会社は滅多にないと思いますので、上司の時間を煩わせずにもすみますね。
また、この制度を全員が把握していれば自分の仕事の手を止めることなく、部下や周りの人に休んでいる人の状況を確認してもらって伝えてもらうことも可能です。
また、部下がこの制度を使用するだけでなく、上司もカレンダー、仕事内容を共有できるものだけでも全員に共有しておくことで双方の仕事内容把握がカレンダー一つで済みます。
急な欠勤や、遅刻、早退の場合、大体はカレンダー記載が数時間後になってしまうこともあるでしょう。そのことによって事後報告になり無断欠勤をしているみたいで嫌と思われてしまえば意味がない制度になってしまいますが、制度に慣れてもらえば気が楽に思える制度なのでメリットです。
時代に合わせた制度、会社にあった制度の導入により人員の削減阻止になったり全員が働きやすい職場を提供したり、働くことが可能です。
まずは会社ごとにあった制度を見つけ出し、実行していくことが大切です。
何らかの事情で急に休みたい、遅刻しなければならないと思ったときに会社に直接電話するのは気が重い、連絡するくらいなら出勤したほうが良いと思う人もいるかと思います。この1日1日の人材の心の負担を少しでも軽くするのは企業側の務めです。
フリースケジュール制度は子育て世代だけではなく、介護世代の従業員がいる会社など様々な世代にメリットです。
フリースケジュール制度があることによって働きやすい職場、環境とメリットを感じることができ、また翌日からの仕事のやる気アップに繋がるかもしれません、しかし、部署によっては誰も出勤しない会社ということにならないよう・・・上司や管理職も含めて、万全な管理体制の元で行ってください。上記に掲載した以外にも様々な利点があります。是非皆様の会社も導入に挑戦してみてください。
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