職場におけるストレス要因と健康障害の因果関係を考えよう

職場でのストレス要因。日常的に企業ではストレスチェックが必要ですよね。 業務に追われて体調の異変に気付くのが遅れてしまわないように具体的な要因を知っておきましょう。 2015年(平成27年)12月よりストレスチェック義務化法が施行されています。

※ストレス要因を”ストレッサー”と呼びます。

職場におけるストレッサーの基礎知識になりますが、ストレッサーの要因の候補としてあがるのは下記になります。

・仕事の質・量の変化(仕事内容の変化・長時間労働)

・役割・地位の変化(昇進・降格・配置転換等)

・仕事上の失敗・過重な責任の発生(損害・ペナルティ等)

・対人関係の問題(上司や部下・同僚との対立・いじめ・無礼な人・ハラスメント/パワハラ・セクハラ・マタハラ)

・交代制勤務

・仕事への適性

・職場の雰囲気

・努力報酬不均等

・取引先企業などの社外要因

個人的要因のストレスもあるんですよ。

職場内・外ストレッサーとは別に個人的要因というものがあり、例えば仕事以外の家庭などからの要因です。この家庭からのストレッサーによって個人に心理的負荷がかかる場合も、ストレス反応が出現します。

個人的要因には不調の誘因と呼ばれるものは喪失体験(自分にとって慣れ親しんだものを失う体験のこと)も含まれています。

※ 例えば引っ越し、家族の死、子供の独立、離婚、失恋、体力の消耗、自身や家族の重い病気やケガ、結婚や配偶者の出産、事件・事故・災害等もあげられています。

一見ポジティブワードに思われる結婚や配偶者の出産も不調の誘因になるんですね。職場のストッサーにもあったポジティブワードな昇進などもストレス要因になるんですね。責任が伴うことはストレスに繋がるということですね。 周囲の人がこれらのことを理解していれば、協力体制を整える、支援する、応援することでも職場環境もより良いものになりますね。

職場のストレッサーが非常に強い場合に職場以外のストレッサーがいくつか重なり長期化した場合、個人のストレス耐性の限界を超えたときに何らかの健康障害が発生するとされています!!

個人のストレス耐性は、年齢・性格・性別・行動パターンや自己評価や自尊心等の個人的要因が大きく影響します。周囲からの支援(上司・同僚・家族)は、健康障害の発生を防ぐ緩衝要因になります。

健康障害に陥る前にのサイン・・朝起きられない・仕事に行きたくなくる・ギリギリ出社・遅刻する。だるさが抜けない、ミスが増える、眠れない、飲酒が増える・暴飲暴食・好きだったものに興味がわかなくなる(趣味など)長期的な思考ができなくなる

さらに状態が悪化してくると、健康障害(うつ病・躁うつ病、適応障害、統合失調症、パニック障害、不眠、アルコール依存、心血管障害、高血圧、脳卒中、心筋梗塞)などで先々取り返しがつかなくなります。

健康障害になってからでは手遅れです。経営者層・管理者は職場環境(作業環境)の改善に取り組みましょう。

※ストレスそのものが全て悪いというわけではありません。自分にあった負荷を知りストレスから得られるエネルギーを前向きな目標などに転換していくことで良い結果をもたらすともいわれていますのでストレスとも上手に付き合っていきたいですね。

職場におけるストレス要因のまとめ

過度な職場ストレス+家庭等からのストレスが長期的に重なり続ける状況は回避する必要があります。これは立場によっては社内でのパワーハラスメント等にも繋がる要因だからです。

職場内での愚痴は聞く側はとてもストレスになるものです。周囲への配慮も必要です。

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まもろうよ こころ|厚生労働省 (mhlw.go.jp)

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