パワハラ・モラハラの具体例一覧と被害になりやすい人
【被害者になりやすい人の傾向】
- 悪くなくても、謝って事をおさめようとする人
- 気持ちを正直に発言するのが苦手な人
- 他人の機嫌を損ねることを極度に恐れる人
- 思いやりや配慮の意識が強い人
- 自分に自信がない人
- 自己肯定感が低い人
- 自己犠牲的な気持ちが強い人
- マイペースな人
- 簡単に仕事を辞められない人
- 孤立してる人
- 媚び売らない人
- 責任感が強い人
場を収めようとして謝ることが日常化している人、パワハラやモラハラを受けやすくなりますね。
事実確認をして、謝るべきところとそうでない箇所を判断し対応することが大事です。
自己主張が控えめな人も対象とされやすくなります。被害者になりやすい人は、気配りや気遣いは配慮が出来る人ですがパワハラ・モラハラ人材は対照的な存在です。
パワハラ・モラハラをする人材は職場で自身のストレスを上手く消化できず、周りに当たり散らす、原因は器量の問題もあり、とてもストレス耐性が弱い人です。また目の前の出来事に感情が左右されやすく一貫した対応が取れない人ということもあります。
本当に改善しなければならないのは被害を受ける方ではなく加害者側です。ハラスメントをしないとマネジメントできないのは仕事が出来ないということです。
ハラスメント の加害者を見逃さず、経営者は管理職ポジションのアップダウンのサイクルを柔軟にしていきましょう。ハラスメントを放置するということは、企業にとっても何のメリットも無く、損害でしかないことを認識してください。ハラスメント人材は無礼な人も該当します。
無礼な人・・下品であることを証明し、尊敬できないと思わせる言動をとること。
パワハラ・モラハラも含めて自分が直接、無礼な態度を取られたわけではなく、そばでそれを見ていただけでも、心と身体の両方に悪影響がおよぶことはあることをご存じでしょうか。
直接パワハラやモラハラを受けていなくても間接的な被害者が出ることは避けなければいけない問題です。
アメリカでは無礼な人による企業損害が約56兆と言われています。無礼な人でこの損害額ですがらパワハラやモラハラがこれ以上の企業損害を与えているのは間違いありませんね。
職場で貴方の周りにハラスメントを受けている方はいませんか?
具体的なパワハラ事例をみてみましょう。
- 怒鳴る・口調が高圧的である・暴言を吐く・罵倒される
- 悪態をつく
- 威嚇する
- 誹謗中傷(職場での呼び名等含む:身体的なことをあだ名にするのも駄目)
- 人格否定される
- 業務終了後、深夜時間等に注意される(休日や休憩時間等のプライベート時間に連絡し長時間に渡り注意される)
- 情報の共有がなされないまま業務指示のみが出される
- 話しかけても無視される
- メールが届いているのに、届いていないと嘘をつく(迷惑メールに入っていた等と言う業務怠慢・管理がなっていません。)
- 明らかに冷淡な態度をとったりする
- 嘲笑したり、「お前なんて役に立たない」「給料泥棒」などと侮辱する
- 他の社員の前でわざと怒鳴りつける(必要以上な時間を要して怒鳴る)
- 馬鹿にしたり皮肉を言ったりする
- 他人のミスの責任を負わせる
- 上司が責任逃れをする(※職権を利用した業務怠慢パワハラ)
- 不適切な業務分担を行う
- 不当に職位や権限を奪って降格させる
- 業務を常に監視する
- 病欠や有給休暇の許可を与えない
- 残業や深夜労働、休日出勤を強要する
- 「個の侵害」有給休暇をいつ取得するのかなど、業務上で必要な質問ならともかく、「誰と?」「どこに?」など業務と無関係の部分を訪ねるのはにあたる可能性大
- 遅刻しているが、部下等にタイムカードを押させる(これは共謀罪)
モラハラ=モラルハラスメントとは・・上司・部下、男女間にかかわらず、言葉・態度・文書などにより、陰湿に繰り返される行為・嫌がらせ全般のこと(精神的ないじめ)※職場に限らず家庭でも起こる
- 強い口調で追い詰める
- 叱責
- 脅し
- 暴力は使わず代わりに暴言を吐く
- 相手の存在や希望・要求などを一切認めない
- 意見を否定される
- 平気で嘘をつく
- 自分の非を認めない
- 相手を異常に束縛する
- 侮辱的な発言をされる
- 異常な頻度の着信を残す
「サイレントモラハラ」=非言語メッセージを使った精神的な嫌がらせと表現されるケースもあります。
- 無視
- 舌打ちなど
- 終始不機嫌な態度で対応する
- 溜息で圧力を与える
- 貧乏ゆすり(※癖のある人は直しましょう・イライラしている人が起こす行動でも有り)
- 軽蔑の視線を送る
聞き流す 自分に非がないときは謝らない 毅然と言い返す パワハラ・モラハラであることを指摘する 本人の親族に打ち明ける 友人やカウンセラー、公的なセンターに相談する
貴方なの周りに現在進行形でもしハラスメントを受けている方がいれば、それは間違いなく過度なストレスになっているはず。
自身がストレスについて調べてみることで解決に繋がる部分も多いですが、ハラスメントを受けている人は、精神的に疲弊してその行動ができないかもしれません。
だからこそ、職場の人や家族がストレスからうつ病等の健康障害になってしまう過程などの知識を持っていればサポートが出来ると思います。
追い詰められるまで頑張りすぎず、本当にどうしようもない時は一旦その職場から逃げてもいいです。自分の心と健康を第一に考えて行動しましょう。
ハラスメント問題のまとめ
上司となる人は模範できる人物が好ましく、それは社内・社外や取引先へのメッセージにもなります。企業で上に立つ人物の適性や品位・品格は必要でないでしょうか。
入社後や取引をしないと見抜けないこともあるかと思いますが、一緒に働く人のことを思えば見過ごしてはいけない、見て見ぬふりはしてはいけないと思いますので第三者へ相談するなどして対策を打ちましょう。
まず、パワハラに悩んで自殺を考える前に〔早めに〕心療内科に行きましょう。会社に相談した場合、社内状況の流出の恐れから心療内科への通院等に極端に圧力をかける職場・上司や管理職がいるようです。生死を考えてしまう場合、精神障害の一歩ては前になります。※心療内科等で必要な措置を受けなかった場合、うつ病発症から自殺までに約5日程度であると言われています。
基本的には自己判断で、病院へ行ってください、そうでなければ、状態を悪化させることになります。自分の身は自分で守りましょう。必要な場合は、職場の事は一旦二の次にして、自分の健康第一で考えるべきです。
心療内科に行く→診断書を出してもらう→正式に傷病休職扱いにしてもらうこと、休職中にも安心して休める環境を整えるようにしてくださいね。職場のハラスメント等で心が傷つくと、他には何も考えられない人材もいるかもしれませんので、周囲の人は教えてあげてください。
傷病手当金は、会社で加入している健康保険より支払われます。休職中の不安を減らす為にも覚えておきましょう。
※傷病・休職手当金は、労働者とその家族の生活を保証するために給付される手当金です。
傷病手当金を受給できる期間には制限があり、病気や怪我、それぞれ一つの事項に対して1年6ヶ月と定められています。
傷病手当金を受給する場合の条件
・社会保険へ加入していること
・働けない理由が怪我〔精神状態〕や病気であること
・4日以上、連続して欠勤していること
・会社から給与が支給されていないこと
※他にも条件がありますので、健康保険傷病手当金支給申請書で調べてみてください。