テレワーク・リモートワークのメリットと上手く活用する職場の特徴

テレワーク

テレワークを上手く活用できず、柔軟な働き方から遠のいていく企業も多数あるようです。

経営者の約7割近くが、リモートやテレワークが良い効果をもたらしていないと考えています。コロナが終息すれば、出社勤務に切り替えたいと思っている経営者層が多いということです。効果を実感出来ない経営者側の認識次第では、リモート・テレワークという柔軟な働き方自体が薄れゆく可能性もでてきます。

企業によっては、コロナ禍でさえも、リモート・テレワークを検討時に自社の事業内容では柔軟な働き方は不可能だと完全に諦めている場合もあります。又、人材もリモートやテレワークはホワイトカラー企業しか導入できないシステムだとされる傾向もでてきてしまっています。※公的機関等の職場でも積極的にリモートワークが取り入れられる、ITツールやサービスは充実しています!!

しかし、残りの3割の企業は効果を実感している。この違いは経営者の考え方にあります。成果がでにくい企業の場合、特に経営者や管理者が人材管理の可視化(リモート監視含め)をしたがる傾向があります。人材の時間拘束を前提とすることで、業績結果が出ると考えた場合は最も成果がでずらいケースです。

テレワークでは、生産性向上の為に行われるべきものでもあるので、実務労働人材は不可欠ですが、あらゆる余分な業務が不必要になります。事実、余剰業務を見直すきっかけにもなるのがテレワークでもあります。

又、人材側からでる問題点(デメリット)として「他の人が何をしているのか分からない」、「すぐに相談がしずらい」等、どちらかというと社内でのサポート体制等がスムーズにいかない点を問題点として挙げられることが多いです。

会社内の人材へのサポート体制が整っていない場合、特に業務に慣れていない人材や別部署へ配属転換されて間もない人材などは十分なサポ―トをしなければなりませんので、まずはそこから体制を整える必要もでてきます。そこが企業の弱点にもなりますので、改善することで更に良い職場環境になります。

この問題点・疑問点の解消にあたり連携確認ルートの見直し、業務ルールの変更等、人材へ大幅に裁量権をUPさせることにより、新たな企業文化や価値向上も見込めます。

リモートワークやテレワークの目的は、いくつもありますが、まずは15項目は以下の通りです。

・人材がどのようなライフスタイルになっても、どこででも働けるようにしておく事。

震災や災害・感染症に備えて業務をリスク分散をしておく事。

通勤ストレスからも人材を解放させる事。

人間関係ストレスを削減する事。

周囲にペースを乱されることなく仕事に集中出来る事。業務に集中させることが効率的に生産性を上げる要素であります。

人材の自己管理能力を鍛える事。

・業務の必要可否の見直しをし、合理化を図るきっかけにもなる事

子供がいる場合、会社の許可が得られれば子供の預け先から急な連絡でもすぐに駆けつけられる事。育児しながらでも業務可能。

優秀な人材を遠隔でも雇用可能な体制に出来る事。

自宅介護が必要な場合にも両立できるようになる事。

コスト削減にも繋がる。

離職率の低下にもなる。

柔軟な勤務体制を取り入れることは企業イメージの向上に繋がる。

求人募集にも効果的。

ワークライフバランスを整える。

上記はテレワークメリットの一部になりますが、テレワークで効果を上げる為にはある程度の合理化も必要になります。又、テレワークが上手く活用できる職場の考え方として人材の管理面においても性悪説から入るのではなく、性善説から入る事も必要です。テレワークで業績が下がった事を「人材がサボっているだとう」と決めつけるだけでは、テレワークで有効な業務改善も業績UPもされません。※人材をそもそも信頼していない企業体質はテレワークでは効果がでずらいと言う事です。

テレワークで導入効果が無かった企業だと経営者側が判断した場合、人材側は時代についていけていない企業として判断するでしょう。オフィスワーカーが最も働きやすい環境が、テレワークであるとは限らないですが、職場内だけではない環境を整えることが優秀な人材確保の為にはかかせません。

テレワークが上手く活用できる職場の場合、1つの業務内容でも、作業的な業務とクリエイティブな業務を細かく分けて考えて取り入れており、やることが明確化しています。不公平感がでないようにすることや業務効率を妨げないような体制を組むこともかかせません。※ クリエイティブな業務は特に心理的安全性が確保された状態が一番成果や効果があると言われています。

テレワーク移住などで、助成金がでるような自治体、サテライトオフィスを推進している地域もありますので、企業も人材側もうまく活用していくことで企業価値向上と共に、社会貢献に繋がりるメリットもありますので、テレワークは是非継続的に活用していきましょう。

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