優秀な人材は周囲から時間を奪わない人、奪われない人

今回は優秀な部下の特徴が記事になっています。優秀な人材にはこのような性質があることを知っておくことで非生産性な事を避けられるのではないでしょうか。優秀な人材の定義は会社ごとに違いますね。業務時間は仕事の時間ですから時間を奪う奪わないこの表現が正しいかそうでないかは別として生産性や質が高い仕事の傾向にある人材の特徴にもなります。
【優秀な人材の特徴①~⑮】
①優秀な人材や上司の時間を奪わず、時間を生み出し躊躇なく助言する
優秀な人材や部下は、業務時間の上司の時間の使い方についても指摘することがあります。全く悪い意味ではありません。上司に非生産性である仕事をさせないよう考慮した行動をとりますし、言語化もします。上司であっても人間ですから作業や事務的な事が好きだとどうしても没頭してしまう事があるかもしれません。しかし、それを部下は躊躇なく見逃さず指摘する傾向にあります。
②咄嗟のトラブルにも柔軟に対応する
優秀な部下は、臨機応変でトラブルに見舞われた際にも冷静に対処します。その場がどんなに沢山の人で溢れた会議や研修会だったとしてもです。例えば、使う予定だった機材の故障で時間が空いてしまうような場面でも難なく乗り切る事が可能です。経験や知識を分かり易い言葉で時間の穴埋めさえしてくれたりとトラブルも難なく対処できます。
③謝罪のスペシャリストである
入社が間もない入社歴が長い等関係なく、顧客に精神誠意がある謝罪対応をします。同じ職場にいる周囲や同僚もそれを見て感動してしまう程です。周囲に伝わるのですから、顧客にはもっと伝わるはずです。
④求められる役割の理解が異常に早い
指示されていなくても自分が取るべきと考えたことを行動に移します。イレギュラーな対応は社会人経験や人生経験もある年代だからこそ取れた行動なのかと思います。時間を費やすことであったとしても果たそうとしてくれます。
⑤常に明るさがあり、その友達も似ている
類は友を呼ぶまさにその通りです。常に笑顔であり、いい意味で困難や困ったことがあったとしても良い印象を周囲に残します。友人も紹介で一緒に入社という機会がありましたが、よく人を観察し相手に応じて喜ばれる言葉を伝えられる人材です。
⑥察して行動に移す時間までが極端に早いし反復行動もとる
良い意味で、用意周到です。何が必要になって、何に困るのかを仮説を立てて仕事をしている為、実際には準備にかける時間が他の人材よりもかなり要していると思われます。何年も準備にかけてそれはいつ出番がくるのかと思う事さえあります。先読みしすぎて傍からみて説明されなければ何の準備をしているのか理解できない場合もあります。
⑦必要な情報は一次情報を求めることを好みます
達成したいと思った目標に対して、必要な情報はネットだけの情報等を鵜呑みにせず、現場に出向いて得ようとする傾向にあります。自分の目で見て確かめる癖がついているようです。
⑧いい意味で省エネ人材です
感情の起伏のなさがそうみせるのかもしれません。冷静沈着な事もあり余計な事も言わない為、様々なトラブルから回避できます。冷静であるがゆえ、感情に振り回されることなく無駄の少ない行動を好むようです。
⑨スルースキルが絶妙です
愚痴や悪口、生産性のない会話は好みません。万が一そういう場に出くわしてもサラっと離れていき自分の仕事を円滑に進めていきますが、特にコミュニケーションや人間関係を煩わせることもなく嫌な感じもしません。生産性の上がらないような無駄な話や人からは時間を奪われないように努めているようです。
⑩とにかく仕事が早いし素直である
独自の観点から質問や回答がくるので、仕事を頼んでからのレスポンスが異常に早いです。通常そんなに仕事が早い人が極端に遅くなったり又は、やらない場合にも相当の理由があります。それは結果的に利害関係者にとって利益を生み出す可能性が高い使われる手段であることが多いようです。説明の情報量も意外にすくないですが一たび文書化を求めればかなりの説明文が提示されるので、口頭では、かなり無駄な言葉ははしおって対応するようです。
⑪ブランディングに長けている
人材自体にブランディングや自己プロデュースができていると、興味関心を持たれやすくなることもあり、小さな会社でもどんどん優秀な人が集まってきます。会話の内容や言葉選びのセンス、質問のセンスが独特であったりすることもある為、人を惹きつける為、顧客がつくようです。自己主張もしますし、意見も求められれば直ぐにでてきます。自分の意見をはっきり伝えられる職場の心理的安全性と人材のある程度の自尊心があって成立するものです。
⑫人柄がいい
特定の誰かに嫌われるようなこともなく円滑にコミュニケーションが長く続くため、顧客からの信頼が厚いです。老若男女問わず万人に受けます。もちろん清潔感も伴っているので、話しかけやすいのだ思います。長期的な信頼関係には必要な要素です。外出すればよく人に道を聞かれることが多い人材でもあります。
⑬やったことない事でも1度は試しているが、やらない判断も早い
仕事には向き不向きがあります。イレギュラーな対応であっても1度はやってみることで様々なケースを想定できるのでプラスであると考えています。全体の費用対効果を考え期待以上の価値提供が出せないや他に適任者がいると判断すれば躊躇なくやらない判断をします。このような判断が自己でくだせる人材は周囲から時間を奪う事もせず、奪われないようです。自分の活躍できる場を見定めることができるのも優秀な人材の特徴でもあります。
⑭抽象的な事案でも理解できる (1を聞いて10を知るが出来る人材)
ちゃんと説明されないと分からないと嘆く人材や文句愚痴をいう人材も世の中にはいるかと思いますが、情報が多いからといって正しい判断が出来るとも限りませんし、仕事が出来るかと言えばそうでもない。普通は対応したくないような抽象的でかつ曖昧な事案が発生したとしても経験から冷静に対応します。
⑮優秀な人材は上司であったとしても足りていない要素やチームに必要であると思う書籍等を渡すなどして手助けをしてくれます。
自分より役職が上の立場であっても、上司としての経験が浅ければ足りないものが多いこともありますよね。優秀な部下はそれを理解し、手助けをする為に必要とされるものを惜しみなく提供しようとしてくれます。上司だって人間ですミスもします失敗もします。完璧主義の人材はいても、完璧な人間はいないことを理解しサポートに徹します。
さて以上のような特徴が見受けられます。優秀な人材は人間性も含めて器が大きい人材です。器の大きさは年齢でははかり知れないのですが、ある程度の経験がある人とない人では将来的な職場での活躍度合いも変化が生じます。社会人経験が浅くてもポテンシャルをどのくらい引き上げられるのかは職場次第なのです。
優秀な人材が仮に入社してくれたとしてその能力やポテンシャルを活かせる職場環境が整っているのかは入社してみないとわからないものです。
本当に優秀な人材は一緒に働いてみないとわからないものです。優秀な人と働く事で改めて仕事の楽しさや遣り甲斐も増すのではないでしょうか。正直最初はあまり好きな仕事ではなかったとしても優秀な人材と仕事することでその仕事が好きになる。その優秀な人材より仕事を好きになれたとすればそれは本当に素晴らしい事ですね。
仕事を依頼した際に、他の人材とは違う要素があるのですぐに判ります。
皆さんの職場にもこのような人材らがおられますでしょうか。一緒に働く事が出来る経験があると生涯心に残りますし、周囲の人材の成長にも影響を及ぼす可能性が高いです。人材不足の昨今、誰でもいいで人を採用することは早期退職にも繋がり結果的にしわ寄せがきて周囲が疲弊するものです。適任・適正な人材を確保することは採用に求められその資質も問われるのではないでしょうか。採用のあり方が問われる時代でもありますね。