よい会社とわるい会社

良い取引先と悪い取引先

経営者である以上、自社と取引をする企業を選定することは最も重要事項であります。どんな企業と仕事をするかで会社の今後の方向性までが左右されることもあるかもしれません。

しかし、実際に良いか悪いかは、取引前の情報であれば、同業他社同士での評判・あるいは噂や口コミ、有料情報であれば帝国データバンク等の間接的な情報でしか分からないものです。実際に取引してみないとどんな企業であるかやどんな担当者がいるのかを知るのは難しいものです。取引先の相手として、会社の大小や金額で取引相手を判断する経営者もいれば、そうでない経営者もいます。大企業は世の中の0.3%しかなく、それ以外は中小企業です。

間違った取引相手と仕事をすれば、いつも笑顔で仕事していた人材が、ひとたびその企業に関わることで人材は不幸になっていき、幸せな顔をすることも徐々に無くなっていきます。人材の笑顔も無くなり、時間も奪われ、活気も失われていきます。経営者が人材の顔をしっかり見ていれば、気づきますし、会社の方向性が違っているかもしれないことをいち早く気付けるかと思います。もちろん企業運営していくうえでの利益は重要です。しかし、その会社で働く人材を不幸にしてまで、取引を継続するのは間違っていると当社は考えています。これは嫌なら人材の方が簡単に辞めればいいという話でもないかと思っています。

又、退職者が多い企業は気付かなければならない大事な事に気付けていないことが多く、重要な気付きの時間をそれなりの役職や立場の人材が持てていない職場の環境であることも多いです。

解決策は、取引してみないと分からない良い影響を与えない企業と遭遇や発覚した場合、継続的に取引しない方法を徹底的に考えて実行する事、周囲にもしっかり協力を求める事、シフトチェンジする為の行動が求められます。人材がいつも笑顔で頑張れる職場環境や仕事だから結果的に成果に繋がり、うまくいく。その循環を作り続けられるような会社が増えると良いと考えています。

例えば、取引先の企業の担当者が大企業だから、役職がついているから何でも自分は正しいし、これくらいならいいだろうと高を括って無理を言ってくる・普通では考えられないような単価や卸価格等の要求、交渉にも応じない・商談には当たり前に遅刻もしてくる・急に契約内容等も代えてくる・そして言い訳もひどい・・。相手の足元を見るなどの人材が増える企業は悲しいものですし、そんな人材が職場にいたら恥ずかしいですよね・・。きっとこんな下請け企業や取引先等の場合、担当者をしてくれている人材の心にそっとしまわれて表にもでてこない可能性もあります。

経営者の方は、自分が信頼して雇用した大切な人材が、取引先や取引相手の担当者によって決して不幸になることがないように取引先の選定には十分に注意していきましょう。

正しい判断をすることが、人材が働きやすい環境作りが欠かせません。

良い影響を与えない企業に出くわした時、気づいた時こそ、早急に売り上げがその企業に依存しないようにすることも大切です。

【良い取引先】

・双方にとって常に良い相乗効果が得られる仕事をする

・どんな問題でも解決に向けて協力的である

・金銭に関わることは事前に取引先・下請けに相談する

【悪い取引先】

・立場を利用して、勝手に値決め金銭出金を要求してくる

・自分の会社だけがメリットを感じる提案をする、テイカー的な存在である

・問題や解決策は、相手の担当者へ丸投げ又はミスや失敗、間違った事の原因追及のみに拘り犯人捜しが大好き、なかなか解決まで至らず、その場しのぎの為、同じ問題のくりかえしで関係者・現場の人材だけが疲弊する。

もちろん自社も取引先として、相手企業にとって良い取引先かどうか?問い続け、良い影響を与えられる企業を目指したいと思います。しかし、上記の悪い取引先例として出した企業様には自分の会社の方向性や意向はしっかりとお伝えさせていただきます。

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