身内が長期入院した場合の仕事の両立について

家族と仕事

今回は身内が長期入院した場合の仕事との両立についてです。

皆さんの会社では入院している身内の方がいらっしゃる人材が仕事を両立させているケースはありますか?

身内の方が入院した場合、ご家族のサポートが必要になりますよね。長期間〔半年~数年〕の入院や一時的な介護、自宅療養等が必要な場合、会社の体制が整えられていなければ、人材は仕事を致し方なく辞めるという選択をせざる得ないこともあります。

働き方が柔軟でない会社では、人材は身内をサポートするどころか、職を失い自身の経済状態まで悪化させる要因にもなりかねません。会社のサポートも必要ですし、個人であらゆる対策も大切になりますね・・・

本来であれば、このような時こそ人材を会社はサポートすべきではないでしょうか。会社の制度が整っていなければ、そもそも実現が難しくなります。

優秀な人材を手放してしまうことになってしまっては会社にとっても大きな損害ですよね。

皆さんはご親族が例えば入院が必要となった場合、どのようなサポートが人材に必要になるのと思われますか?

例えば身内の方が長期的な入院をした場合、洗い替えした着替えの持参や持ち帰りが必要となりますよね。病院では、洗濯などをしてくれるところもあるかもしれませんが、基本的には身内が行うことになります。

近距離の入院先であれば良いですが、必要な治療を受ける為に選択するによっては距離が離れる場合もあります。

また、入院患者が外出する場合や一時帰宅等をする際は、親族等のサポートが必要になります。場合によっては、入院とはいえ、病院側に任せきりに出来ないことだってあるのです。例えば、訪問歯科等の予約と付き添い等々・・様々な事柄で人材は日中の時間を割かなければなりません。

急遽、休暇・早退・遅刻等の調整が必要になり、スムーズな会社への申請も含めて、会社側が対応出来るのかが疑問視されます。

入院は家族のサポートが必要とされます。精神面でも場合によっては金銭面でも。休日やお仕事帰りに面会するというパターンは多いかと思いますが、面会時間は病院によってそれぞれ違いますから、人材には日々、思いやりのある配慮や時間的なことも含めて考慮が必要になります。

いつ誰がその人材と同じ立場になるかわかりません。

何故、日々配慮が必要なのか?これは入院の場合、個室・数名の部屋等パターンがいくつかありますが、患者自身がもちろん選ぶこともできることもありますが、病院の方針によっては、選べないケースもあります。病気の進行状況や回復状況によっても必要となる対応が変わってきます。

ここで、あえて例として2~3人部屋の場合等を例に出しますが、毎回、仕事の調整がつかず、職場の都合で面会時間ギリギリに病院へ行くようになった場合、人材の負担はもちろんのこと、同部屋の患者さんにも場合によっては迷惑をかけてしまうことにもなりかねません。そこまで考えていますでしょうか・・。

柔軟な働き方ができず、看病する側の人材が倒れてしまっては元もこもないですよね。自分の意思とは関係なく、職場のサポートがなければ仕事を続けたくても継続できない場合もあるのではないでしょうか。

人材がどんな状況におかれても、活躍してくれる職場づくりが必要です。

会社からの連絡が電話主体であれば、メール等に切り替える配慮。柔軟な働き方は、これからの時代に最も必要な課題になってきます。

病院内では電話を禁止されているところは多いです。また、病院内には基本的にPC利用や電子機器の利用ができないケースもありますので、仕事の割り振り方もしっかりと管理されていないと、業務に支障をきたすことにもなります。

皆様のお勤めの会社ではどんな対策をとられることでしょうか。何も考えていなかった・・ということで大切な人材を手放すことが無いように、現段階で仮に貴方の職場に介護・入院と仕事を両立させている人材がいない場合は、未来に備えて早急に柔軟な勤務の形態を取り入れ、スムーズに物事が運ぶよう準備力が大切です。



コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です